看護師経験を活かした、
安心とやさしさとプライベートサロン‐minu(ミヌ)‐
セラピストのRieです☺
「アピアランスケア」という言葉を、耳にしたことがある方は少ないかもしれません。
「アプアランスケア」とは?
アピアランスケアとは、がんなどの治療に伴う外見の変化――たとえば脱毛、肌のくすみ、爪の変色、手術痕など――に対して、医療的・心理的にサポートするケアのことをいいます。
これは単に「見た目を整える」ことにとどまらず、外見の変化による精神的な苦痛や社会的な困難をやわらげることを目的としています。
厚生労働省が定めた「がん対策基本法」においても、アピアランスケアはがん患者支援の一環として位置づけられており、専門的支援が求められる分野です。
たとえば、医療用ウィッグの提案、眉毛の描き方のアドバイス、スキンケアやネイルの工夫など、外見の悩みを抱える患者さんが「少しでも自分らしさを取り戻す」ためのサポートとして、全国のがん拠点病院などでも少しずつ導入が進んでいます。
アピアランスケアは、単に外見を整えるだけでなく、外見の変化によって生じる心理的な負担を軽減し、患者さんがより自分らしい生活を送るためのサポートを提供します。
このケアは、患者さんが社会とのつながりを取り戻し、心地よく日常生活を送れるようにすることを目的としているのです。
例えば、がん治療に伴う外見の変化によって、
患者さんが抱える悩みや不安は多岐にわたります。
「周りの視線が気になる」
「自分らしくいられなくなった」
こうした心の負担を少しでも軽減し、前向きに日常生活を送れるようお手伝いすることが、アピアランスケアの大切な役割です。
私自身も医療現場で、がん治療を受けている方々に長年関わってきました。
また、学生時代からがん治療を受ける家族のそばに居た経験から
外見を整えることが、気持ちを軽くすることができる。ということを強く感じていました。
これらの経験の中で、外見のケアがもたらす心の変化の重要性を強く感じ、アピアランスケアや岩井式メイクセラピーを学び、今の仕事に繋がっています。
治療中でも、自分らしさを大切にし、心地よく過ごせるようなサポートができればと思っています。
私がなぜアピアランスケアを学び始めたのかについて、詳しくはまた別の投稿でお伝えしています☺